山行きのHP別館
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つい一週間ほど前、
路地裏を歩いていたら
やや太った猫がのっそりのっそりと
歩いていた。
ところが、舗装道路のうえを
萩だろうか、小さな一枚の枯葉が
風に吹かれてころがってくると、
虫に見えたのだろう、
とたんに伏せにちかい姿勢をとって
捕獲モードに切り替わったのに感心した。
都会のネコでも野生の本能があり、
動くものにはやはり敏感なんだなあと
おもいがけず知らされた。
さて、昨日、ジュンク堂書店池袋店で
写真家の宮崎学さんの
トークセッションに参加してきた。
写真集の『となりのツキノワグマ』
出版記念である。
話は多岐にわたったのだが、
クマ除けの鈴の話になった。
結論からいうとあまり効果はないだろう
ということになった。
鈴の音、ラジオの音、などは
そもそも自然のなかにない音であり、
動物にとって警戒モードを
呼び起こすものではないのだそうだ。
たとえば、自動車のエンジン音も
シロウト目には威嚇になりそうな気がするが
宮崎さんの経験からみると
クマはもちろん、警戒心の強いキツネでも
すぐ近くでふかしても、平気にしているのだという。
動物が敏感に反応するのは
枝が折れる音や、落ち葉を踏みしめる音。
こちらのほうが自然に神経が向かうのだそうだ。
だから、人間が生声で叫んだり、
木の幹を叩きながら歩いたり、
木や竹でできた鳴子のような音の方が
動物にアピールできるのだという。
なるほどなあ、といたく感動した指摘だった。
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